老後と住宅ローンの問題
近年、老後に住宅ローンが支払えない方達からのお問い合わせを多く頂くようになりました。
世代は、昭和22年から24年生まれの団塊の世代が中心です。
住宅ローンの完済年齢が70代を超えている高齢者も珍しくなく、住宅ローンを組んだ当初の貯蓄計算や生活設計が予定通りに実現せず、住宅ローン問題を起こしております。
静岡住宅ローンSOSでは、老後の住宅ローン問題を多く解決してきた実績があります。
老後の住宅ローン問題に直面している方、老後の住宅ローンが心配な方、また、両親が住宅ローン問題に直面されている方、このページでは老後の住宅ローンについて問題点と解決策についてご解説します。
ご相談をよく頂く老後に住宅ローンが支払えなくなる原因について
定年後、再就職に失敗した
定年を迎え住宅ローン完済の為、再就職をしてローン支払いを考えていたが、再就職先の給料が少なく生活費でいっぱいいっぱいになった。
予期せぬ医療費で住宅ローンが支払えなくなった
定年を迎え、予期せぬ病気に苦しむご家庭は非常に多く、病気の状況により医療費又は親族の介護費が月の生活予算を超え住宅ローンが支払えなくなるケースでもご相談を頂きます。
退職金と年金では住宅ローンが支払えなかった
長年勤めた会社を定年退職をしたが、不景気のあおりを受けて当初想定していた退職金を受け取ることができなったケースは非常に多くあります。
その他
- 事業をやられている高齢の方で経営状況の悪化
- 高齢離婚での生活費悪化
- 住宅ローン問題で子供に頼ることが出来ない状況にある方
- 離婚した子供が孫を連れて帰ってきた方
- サラリーマン時代に子供の教育費負担が多くなり貯蓄をできなかった方
などが老後に住宅ローンが支払えなくなる原因となります。
老後の住宅ローンの問題点について
医療費
住宅ローンを設計した時は老後に「なにかしら」の病気になるだろうと医療費を計算に入れ住宅ローンを支払っていく方は一般的ですが、高齢になるにつれて病気になることが多くなり、想定以上の医療費が多くかかること が多いです。
高齢の医療費実態について
70代までは外来での治療割合が多くありますが、80歳以上となると入院プラス食事療養の割合が高くなり、医療費が生活を圧迫する原因となります。
厚生労働省 平成26年度 1人当たり医療費を参照
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/kiso26_teisei_3.pdf
子供の教育費負担・再就職が上手くいかない
子供が大学まで卒業する為には、すべて公立で1000万円~、私立ですと3000万円と言われています。
また、生活費を入れると最低で3000万円ともいわれており、大学卒業までの22歳までにかかる費用はかなりの金額になります。
定年後、また働けば大丈夫・・・とお考えの方も再就職で失敗して、遡ると子供の教育費が原因の一つであることがあります。
このようなことから、老後を想定して組んだ住宅ローンも、予期せぬ出来事の数々で住宅ローン滞納といった状態になることがあります。
日本における独居高齢者は3人に1人が破産状況です
NHKで平成28年9月に放送された「老人漂流社会“老後破産”の現実」では破産状態の高齢者を特集を組んでいまして、高齢世帯の半数にのぼる56%の世帯で生活保護の基準よりも低収入であり、そのうち、ひとり暮らしの高齢者世帯はおおよそ600万人、推定で300万人が低収入世帯である事実が判明しています。
子供として親の住宅ローン問題を解決する為には
親の住宅ローン問題は親から話しにくく、子供が気付きにくいことでもあります。
ただし、子供と言っても自分も家庭を持っていることから、借金の肩代わりができない状況の方が一般的です。
まずは、親のローン残高、月々の支払金額、滞納状況、競売状況、他の借金の有無を明確にしたうえで、適切な解決策を嵩じる必要があります。
任意売却なら住宅ローン問題を解決できる可能性があります
自身が高齢で支払いができなくなる可能性がある方、現在ローンを滞納している方、親が住宅ローン問題を抱えている方など、住宅ローン問題で頭を抱えている方は任意売却という手法で住宅ローン問題を解決できる可能性があります。
どうか一人でお悩みにならず、静岡住宅ローンにご相談ください。